設計部部長をつとめさせて頂いています。大学は専門外の学部だったためにゼロからのスタートでしたが、社長を始めたくさんの方々にお世話になりながら20年以上この仕事を続けることができていることに非常に感謝しています。
この仕事だけに限りませんが、自分が特に心がけ意識していることはただ続けるだけではなく、自分のスキルを高めることでお世話になっている方々に恩返しができると考え、日々設計の質を高めようと粘り強く取り組んできたことです。その甲斐があって今ではいろいろなお客様からお声掛けを頂けるようになり、多少なりとも貢献できていると思っています。
現在機械設計ができる人材は少なくなりつつあると感じています。機械設計はそれこそねじ1本に至る細かい部分まで考えないといけないので根気が必要な面倒な仕事です。また機械設計の難しさも増していることも事実かもしれません。これが機械設計という仕事が敬遠される一因になっていると思いますが、だからこそ見方を変えるとこれから機械設計の道に進もうと考えている方にとってはチャンスがたくさん転がっていると言えます。
機械設計で必要な知識やスキルの幅は非常に広いですし、すぐに何でもできるようにはなりませんが、一歩ずつ着実に進んでいけば、必ず結果はついてきます。私の実感として機械設計に最も重要な要素は、粘り強く取り組む姿勢だと思います。近道はありませんが、経験したこと一つ一つをしっかり自分のものにしていけば、自ずとスキルは上がっていきます。自分のこの経験談がこれから機械設計の道に進もうと考えている方の一助になれば幸いです。