2024年 2月

HPの更新 「若手社員レポート」新規投稿

いつも弊社のホームページをご覧いただき、誠にありがとうございます。

「若手社員レポート」のページに、新規投稿を1件公開いたしました。

ご意見・ご質問等あればぜひ弊社までお問合せください。

今後とも宜しくお願い申し上げます。

Yさん(勤続年数:0年1ヶ月)

【勤続年数】0年1ヶ月
【主な業務内容】新入社員研修中

社員の報告

木谷政信 様

お疲れ様です。Yです。

2月5日の定期報告を提出致します。

この2週間で3DCAD研修と強度計算研修を終え、工具設計を始めました。
3DCAD研修では基本的な操作の学習と、3Dモデルの作成、そして同じく研修中のSさんと2人で手分けして研修用装置の3Dモデルから2D図面を作成する作業を行いました。

この研修ではCADの操作はもちろん、他人と協力して仕事をする難しさを学びました。
ドラフター研修にて、思いやりのある図面を書く重要性を学びましたが、その意識が今回の研修に活きたと思います。発言の受け取り方は人それぞれ違う事を自覚し、相手のことを思いやった言動を心掛けていきます。
また、企業によって様々な独自のルールがある事を知り、柔軟にそれを受け入れる努力も必要だと感じました。

今回の研修では丁寧に作業した分時間がかかってしまった為、これからはスピードと完成度を両立できるように気を付けたいと考えております。

強度計算研修では簡単な問題を数問解き、Sさんと共に議論を交わす事で私自身も材料力学についての理解を深めることができました。
その後、研修用装置の強度計算と駆動部の動きを幾何学的に考察することで、実務を見据えた勉強をすることができました。

直近2日間は実務を想定した検討、設計業務を行っております。
重い棒状の部品を持ち上げ、平行移動してワークを180°棒の長手方向を軸に回転させる工具です。
最初に、それぞれの動きを実現する為のもっとも簡単な機構を自分の大学時代の経験から思い付いたので、それらを今回の仕様に最適化し、組み合わせることによって大まかな形を作りました。
また、おおよその寸法を過去の経験をもとに決定し、現在は強度と動き方の計算を進めているところです。

今回の仕様上、精度は必要ない為、いかに安く、安全性を確保したうえで使いやすくするか、ということに重点を置いて設計を進めております。
その中で現在も悩んでいるのがコストダウンについてです。既製品をうまく利用することがコストダウンの鍵だと考えておりますが、膨大な数の既製品の中から最適なものを探すのは難しく、苦戦しております。
一方で、既製品のカタログから学べる機械的知識やアイデアは多く、非常に勉強になります。最適な既製品が見つかり次第、さらに詳細に設計を進めていきます。
また他にも機構のアイデアがある為、そちらも形にして比較検討したいと考えております。

今回の報告は以上です。
お忙しいところ恐れ入りますが、ご確認の程よろしくお願いいたします。

教育担当者からの返信

Yさん

報告ありがとうございます。

〇効率的なCAD操作ができる人はマニュアル以外の機能を見つけることを心がけている人に多いようです。そのような人は当然ですが効率よく設計作業を進めています。
多分ですが、CAD操作と設計の考え方は似たようなところがあるのかもしれません。使い方のうまい人から謙虚な態度で学んでください。

〇他人とのコミニュケーションの取り方については、それぞれの考え方や今までの生き方や多分、性格で違うので何とも言えません。
人との関係は難しいなと今でも感じます。どうすればうまくやれるか・・・私が心がけているかもしれないのは、自分が言われて嫌な事を言わない、余計なことと思われることを言わない、後出しジャンケン発言をしない、人の話を横取りしない、ということ位ですかね、と言いながら完璧ではない。
あまり気を使いすぎても伝わらないときもあり、相手にこちらが期待するような受信機?が無い時もあります・・・・あれこれ考えても私には明確な答えがありません。臆することなく積極的な経験から学んでください。

〇スピードも必要ですが、雑な仕事をしないように心がけてください。早く仕上げようとして、関わった設計がひどかったら全体の行程に大きな影響が及ぼされることを想像できるようにお願いします。

〇検討実習をしています。車を分解までしていた等という経験やそもそも機械ものが好きで興味があることが生かされている様子が伺えます。用意された要求範囲で、さすがという方法を出してきました。
構造を決めた理由や力関係、使用状況などまで話していましたが、ほぼ期待する考えを示していました。他に案がないか考えているようで楽しみです。設計を依頼されたら複数の提案ができる事が依頼先の信頼を得る事にも繋がります。

〇自分の考えた案が採用されなかった時に落胆しないように。
これから設計をしていくうちに数々の失敗や不採用を経験するはずですが、いちいち落胆していたらいい設計者にはなりません。負けずに進んでください。

健康に気を付けて勤務ください。
よろしくお願いします。

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